特に書いてなかったが、2009年7月から正式に部署を担う課長職となった。人事担当曰く、全グループ企業を通して最年少課長らしい。それはそれで嬉しいことなのだが悩みも多い。
今の部署の説明をしておくと、そこそこ大きいコンシューマー向けインターネットシステムをグローバルに運用する部署なのだが、同じようにシステムを運用している他の課を分割吸収していきなり3名がJoinした。しかもその面々はかなりのベテラン勢(アラフォーからアラフィフ?)。
その吸収された課はかなり高コスト体質でシステムを運用しており、1000台以上のサーバーを運用しているウチの課と比較して、50台程度のサーバー数でウチの20%におよぶコストを掛けていた。もちろんシステムの構成によっては台数だけでAppleToAppleの比較はできないので、オレらのノリでそのシステムを再設計して現行のシステムに吸収するといくらになるのか再設計して見積もってみた。
サーバーアプリをIAベース(なんとIAではなかったのだ)にチューニングして、DBも有償ぼったくりDBからMySQLへ変更…といったチョコチョコとした変更は加えたが、なんとバックアップ用サーバーも含めて15万円/台程度のIAサーバ10台にも満たない台数で賄えることがわかった。しかもパフォーマンスは数倍高性能化している。で、2週間ほど前にその新設計のサーバーへ置き換えたのだがすこぶる好調。同じ機能を提供するもコストは1/30となった。
旧システムはベテランであるがゆえに固定観念にとらわれたSIベンダー製のようなサーバー設計にしてしまっていた。各コンポーネントをZeroベースで考えると、よくあるWeb→App→DBという2段・3段構成は不要なことが多いと思う。当人たちはセキュリティを気にしてそういう構成にしているようだが、多段構成にセキュリティ的な優位性があるとは思えない。こういう構成はSIerが顧客からボッタくるために無駄を加えた構成だと思えてならない。脆弱性検査・侵入検査を一通り実施して問題なければ問題ないのだ。またインターネットからの入り口も1本化にしてしまうとそこの帯域(I/F)を太くする必要があるのでコスト的に割高だ。できるだけコモディティ化したI/Fに分割するほうがネットワーク機器のコストが下げられて良い。
結局、コンポーネント全てを1台に同居させてしまって横に台数並べてスケールさせればそれで問題ないシステムだった。そうするとバツが悪いのが吸収された組。こういう状況から当初はベテランのプライドも手伝って意気消沈していたようだが、彼らのモチベーションも引き上げる必要がある。歳は一回り以上も上の人たちを若輩管理職が鼓舞するにはどうするのが良いのか。それが今の悩みだ。
年代的に仕事のやり方を根本から変えろというのは無理があろう。とりあえず既存組の基本設計に対してベテランの強みを活かして各所細かいレベルでアドバイスをもらっている。基本的に各技術についての知識は深いので既存組よりも各個技術について良く知っているという長所を活かし上手くやってくれているようだが、このまま続けると課全体として高コスト化していく。
今まで年下に使われたことが無いようなので、オレが若輩ということもあって彼らから信頼を得られていないと思われる。彼らから信頼されるには仕事で見せていくしか無いのだが、まず彼らの固定観念を取り除いてからでないとそれも無意味になるだろう。
人数も増えたので近々体制を刷新しようと思っているが、さてどのようにアサインすべきか悩ましい。
よくある管理職の悩み
2010/01/30 (Sat) | Category: 思想・妄想・空想
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